涙が止まらないのは

作者ゆめ

紡はとある日から恋愛感情に蓋をした。どんな時も弱みを見せない彼女。償いの思いで生きる紡をどん底から救い出してくれたのは…涙が止まらないのは。

あの日、私は誓ったの。



もう二度と人前で涙は見せないと。






幸せになんてならなくていい。









紡、償いの感情で生きてて楽しいか?





紡、俺と結婚しよう?





現実は確実に1秒1秒進んでいるのに、私の時は止まったまま。





ねぇ、はる?




あの時、何を言いかけたの?







涙が止まらないのは







君の気持ち聞けずにもどかしいから






信じたい でも信じきれないよ もう言葉を聞くことは出来ない。










私には口に出す資格もない。






君にこの気持ちが届くことはない。






それでも、これからもそばにいたいと思うのはいけないことですか?