赤ずきんと狼のお話し。それは、どうしょうもないくらい哀しく、儚い少女とイジワルだけど、誰よりも少女を愛する狼
この世から消えてしまいたい
ただそう思いながら
全てを憎み
己おも憎んだ
憎しみの先にはなにもない
分かっていたことなのに
どうしても悔しくて、悲しかった
「狼さん、狼さん。どうか私を食べて下さいな」