彼には愛する人がいた。愛してやまない、唯一人の人が。

どうしても離れざるを得ないとき、彼は証を交換した。

「必ず迎えに来る。」

「ずっと、待ってる。」


あなたが好きよ


わたしにはあなただけ


だから


あなたが待てというのなら


わたしはずっと待つわ


ずっと、ずっとよ