ー遠い遠い記憶からー  約束の平安京

作者suzukisuno

口論になる雪音と男の子。「現実な訳あるか!」と信じる雪音だが、3日経っても もとの世界に戻ってなくて-----?!

何言ってるのか分かんない。ここが現実?この何処が現実だって言うわけ?ふざけないで。                                              「アンタ、誰よ…。」                    私の声は震えていた。                                                「はぁ?こっちが聞きてーっつーの」            なんだこの女。変な着物まで着やがって。 頭おかしいんじゃねーの? ここが現実じゃねーなんて馬鹿言いやがって。                                 「現実な訳あるわけないでしょ。なによココ。映画のセット? 時代劇でもするわけ?」                  「え、えい、えいが?せせせ、せっと?んだよ、それ」                ーは?-             コイツなんなの~!ほんっと、訳分か~んな~い!私がタイムスリップ・・・。                                                   「タイムスリップ?」                   無意識に私の口からはそれが流れていた。んな馬鹿なコト…  。 あるかもしんない!いやいや。「映画のセット?」とか  言ったの私じゃない!そうよ!これは夢!今はそう信じるしか他に手はない!                       「なんだ?コイツ。いきなり変なこと抜かしやがって…」            3日後・・・・・・・            あれ?もとに戻ってない--------?!