佐倉あみ

★笑って泣けて心に残るラブストーリー
呉斗と梓の絶妙なやりとりが堪らないこの作品。
一度読めば忘れられないくらいやみつきになってしまいます。

切ないだけじゃなく胸がぽかぽかと温かくなります。文章が綺麗で読みやすく、設定もユニークでとても面白い。

テンポのよいラブコメかと思いきや、中盤あたりから雰囲気がガラリと変わり一気にシリアスに。
コメディ要素を残しつつ、そしてラストはまさに予期せぬ展開。まさかまさかでした。

辛口でとのことでしたので、気になる点を言わせてもらいます。
・人物や心情の描写は分かりやすかったのですが、背景とか場面とかの描写が足りず、臨場感があまり得られませんでした。
・ダラダラと書き連ねた印象がある部分がありました。特に回想のシーン。
偉そうな事を言いましたが、作品自体とても楽しめて正直文句のつけようがありません。
まだ完結して間もないのですから、これからゆっくり修正していけば全然問題ないと思います。

読み終わった今も、そしてこれからも梓と呉斗はずっとずっと言い合いを続けてるそんな気がします。