────昔よく見ていた絵本。
それは主人公の少年が、
夜になると大きな虎に変わってしまう物語。
少年はいつも嘆くんだ。
「僕は人間だよ。
咬んだりしない。食べたりしない。
だからお願い。僕を嫌わないで…」
村人はそんな少年を忌み嫌った。
だから少年は、いつも“独り”だった…。
終わらない物語
※完結したい。完結を目指して頑張ります。
この物語は学園×ファンタジー×BLを扱います。苦手な方はご遠慮下さいますよう、お願い申し上げます。