Μёёиа

大人だからこそ
やりたいことを見つけられず、ただなんとなく生きてきた。


そんな日常が繰り返されるなか、ある日カラオケで出会った男性。
彼との出会いが新たな出会いときっかけを呼び、人生が動き出す--。


夢を追うのに年齢は関係ない。
自分の人生なのだから、精一杯生きればいい。

あたし自身、音楽をやっているので、やりたいと思う気持ちにも葛藤にも不安にも、すごく共感できました。

同時に、やりたいことがあるならやっていい、そう励ましてもらったような気がします。

キャラがすごく身近にいるようで、すごく良かったです。



ですが、冒頭で「夢を追うのに」と語られていた割には、主人公の夢がいったい何なのか中盤前にくるまで分からなかったです。
聞くばかりで彼が歌う、ということに触れられていなかったからでしょうか、もう少し早い段階で主人公が歌を歌うシーンなどを入れてみても良かったんじゃないか、と思いました。

主人公が大人だからこそ、夢を目指すことへの重みがある。

爽やかでいいお話でした。