中学受験、挫折。後悔と希望の光を、探す。一人の少女の物語。(短編)
受験、挫折。
中学受験の願書を、私は放り出して逃げた。
友達の家に、遊びに行って。
親は、仕事を早退してきた。
最近気づいた原因不明の指の出っ張りのとこも、接骨院へレントゲンを録りに行く予定もあった。
だけど私は、逃げた。
私は、自分勝手だ。
昔っから、そうだった。
塾に行って、先生に言われた。
「あなたのしたいことがわかりません。」
「私は、おかあさんの気持ちしかわかりません。」