芙佳

ホラー版必殺仕置き人
レビュー内容に興味を惹かれ、拝読。幽霊が出てくるオカルトはちょっと苦手だけれど、出てこないなら大丈夫かなと(笑)

導入部の『これからいよいよ恐怖の幕開けですよ』の思わせ振り感に、ドキドキしました。少し堅苦しい前フリが良い。
いつ来るんだろうと期待していた『僕たちと遊んでよ』の台詞が来た時には、キター!でした。

そこからの急展開には臨場感があります。子供の無邪気な凶行、村という極めて閉塞的なコミニティ。スタンダードな恐怖ですが、怖い。追い込み方もお約束だけど素敵。
だけど一番良かったのは、勧善懲悪のシーン。お姉さん、いいこと言ってます。

だけどラストのオチはシュール。ゾクリとして、不快。(←読者に嫌な感じを残せることがホラーの成功だと思うので、不快は誉め言葉です)