梓沢千歳
願ってます。
短いお話のなかに、こんなにも切なくて、辛くて、悲しくて
そんな思いをするとは思いませんでした。
私は近畿に住んでいるので、震災の被害はなにもありません
でした。それに、私はこんな大きな地震というものを経験し
たことは一度もないので、どれだけ苦しく辛い生活を送って
いるのかさえも分からず、みんなが居ることが当たり前のよ
うに過ごしている自分がとても醜く思いました。
この作品を読んで、大好きな人がいつ自分の前から居なくな
るかわからない。だから、今一緒にいるこの時を1分1秒でも
大切にしていきたいと思いました。
Aくん見つかるといいですね。
逢えるといいですね。
何もわからない私がこんなこと言ってもいいのかと思いますが
Aくんに逢えたらいいですね。いや、必ずまた、逢えます。
逢いたいと思えば必ずまたどこかで逢えると信じて下さい。
今もまだ不安だと思いますが、不安なんてずっとなくならないんです。
けれど、不安に押しつぶされるんじゃなくて、Aくんにまた
逢えると信じましょう。
Aくんに逢えることを、願ってます。