硝子の壁とシンデレラ

作者宙野 ルナ

とても仲が良い幼馴染の湊と彰吾。彼らの誕生日は一日違いなのに、学年は一つ違い。いつの日かにすり代わってしまった“兄妹”という関係が、目覚めた恋心を苦しませる。

 

「女として見てよ」


「昔からミナは妹だよ」





『いつも一緒に』



その約束は“1日の差”で

社会の常識に砕かれた



見えるのに 届かない

透明の壁の向こう側にいる君


隣にいるのに 通じ合えない

幼馴染の私達





「シンデレラって

硝子の靴に

引き合わせられるんだよね?」





私は『硝子』に引き裂かれている







本当は

灰かぶり姫だって


王子様から

離れたくないんだ







※開始日 2012.12.16


 更新不定期

 修正しながら更新中