復讐を誓った少年と、瞑想中の少女の話






悪夢はあの時から始まった





「母さん!!!兄さん!!!」





「ンー。かわいそうな坊や。



ワタシが憎い?



なら、








殺しにキテネ?

ワタシのことを♡」







あいつは、そう言って唇をぺろりと舐めた





「ころしてやる」







まだ小さかった少年は、その日初めて殺意を知った