※プロローグダイジェストです。
月島優斗は、六歳にして両親を亡くした。
一人ぼっちになった彼にはたった一人家族と思える友達がいた。
それはタルパという優斗が生み出した空想の友達。
イマジナリーフレンドだったのだ。
本来イマジナリーフレンドは、成長するにつれてなくなっていくものなのだが……。
不思議なことに、そのイマジナリーフレンドは、十六歳になっても優斗のそばに、頭の片隅に残っていた。
優斗のボッチ人生がそこで始まる。
彼がいれば優斗は一人でも生きていたから。
いじめにも耐えられた。
同時にいじめに耐えられない存在もいる。
橘聖子は可愛いからいじめられている。
そしてクラスメイトの六波羅にレイプされそうになり、偶然近くにいた優斗が助けに向かう。
だが、虚しくも優斗はボウガンで撃たれビルの屋上がから転落死してしまった。
そして、気がついたら異世界転移しろという女神のところにいた。
六歳の時に亡くした両親はなんと異世界に旅立ってしまったからだった。
その両親の後を追って、優斗も異世界へ向かう。