全てを失ったあの日から私の復讐が始まった。



全てを憎み、全てを壊したかった


でも…。


本当に壊してしまいたいのは


わたし自身だったの



「お願い、わたしを殺して」


私の小さな声を、でも私の最大の願いを聞き取ってくれたのは



美しいすぎる貴方



『いいよ。君の望みを叶えよう。俺が君の生命を終わらせる。』



そう言って妖艶に甘く微笑んだ。