足りない者同士が求めあい、傷つけあう歪んだ恋愛。誰に何と言われようと、私たちにはもう止めることは考えられない。一番じゃなくてもいい。少女の堕ちた話。
いつも聞きたかったんだ、何度も呑み込んだ言葉が沢山ある。
「私、聞きたいことがあるの」
お願いよ、どうしても。
笑わないで聞いてくれる?
「なにー?」
「あのね、もしも」
あなたが返してくる言葉を私はまだ知らない。