じょうが あかり

それぞれの心の闇を描く。
悲しい過去を持つ女性の切ない恋の物語です。

ストーリーは二部構成となり、
記憶喪失の繭を通して見る、様々な強い女性の内面を描いた前半部と
精神科医草馬から見る、心を病んだ少女繭との恋愛の後半部。

前半部の繭が出会う三人の強い女性との交流も心温まりますが、
後半部の精神科医草馬の狂気に満ちた切ない愛情が特に印象的です。

文章が非常に巧みで、その情景描写の美しさや細やかな心理描写は素晴らしいです。

非常に個人的意見を言うと、草馬先生はめさめさカッコいいです。医者好きにはたまりません。


この作品の番外編、精神科医草馬の物語面白いので、ご一緒にどうぞ。