悠栖

心地よい
物語の始まりはとても柔らかく、謎を残しながら読者に非常にわかりやすく語りかけてきます。

章が変わる事に巡る環境の変化。
出会った人々との笑顔の中で、繭は痛みを伴いながらその心中を解いていきます。

柔らかい進み方は変わらないのに、後半にかけて 壮絶な繭の人生、過去の記憶を徐々に暴いていくストーリーは鳥肌ものです。

長さも丁度良く非常に上手くまとまっています。
完結後の疲労感はなく、爽やかな爽快感に包まれます。

あっという間にのめり込むので、是非読んでみて下さい!