きょうこ
現実感のあるファンタジー
550年前にタイムスリップしてしまった主人公・瑠璃は
伝説にしか残っていない島に流れ着き
城主の跡取り・清廉と恋に落ちる
とてもファンタジックなお話です
歴史モノと言っても日本史のみならず
西洋史や天文学、星座にまつわる神話など
作者様の深い造詣と知識が窺える作品です
伝説にある悲劇を食い止めることは出来ず
清廉と死別して現代へ戻ってきた瑠璃は
清廉の生まれ変わりである清春と出会う…
これまたファンタジックな展開ですが
それはただのお伽話ではなく
時を経て再度出会った二人に訪れる
困惑・誤解・すれ違いが描かれています。
美しい夢物語に漂う現実感
読みやすい文章も、魅力的です☆