5年以上前?に初めてこの作品を読みとても感動しました。携帯小説全盛期にたくさんの小説を読み漁ってきましたが、1番忘れられない作品は何かと言われたら、こちらの作品しかないと思ってます。どのサイトで読んだか忘れてしまったので唯一覚えていた「和仁さん」という名前と数年前に関係を持ち、別れはしたもののずっと忘れられずにいたら彼氏の父親だったという設定をあらゆるワードで検索し(笑)やっとこちらで見つけられました。文章も非常に綺麗で読みやすく、まとまりがあり。文面的にも激しい性的描写がないのに胸の底が疼くようなしっとりと滑らかで心地のいい描写で終始ときめきました。理恵ちゃんの和仁さんと佑輔のどっちにも揺れてしまう心情もリアルです。私も20歳以上離れた人と交際し結婚に至ったので、理恵の立場を自分と置き換えて読んだりもしました。
数年ぶりに読んでも、素晴らしい作品です。書籍化はされていないんでしょうか。一生手元に置いておきたい作品でした。和仁さんと理恵ちゃんの後日談など、もっと読みたいです。久々に読めて幸せでした。