誕生日の夜、唯一の肉親である祖父を失ったレディの前に、婚約者を嘯く青年が現れた。青年は経済的支援を申し出てきたが、レディには受け入れられない事情があった。
「初めまして"レディ"。僕と結婚してくれませんか?」
誕生日の夜、唯一の肉親である祖父を失った。
少女は無力で世間知らずな"レディ"。
身寄りを失い生活に困窮したレディへ、三年前に一目惚れしたという青年が求婚する。
優しげな物腰で、何を考えているのかわからない
「まるであしながおじさんね」 軽くあしらってみせる
レディにはどうしても受け入れられない秘密があった。