美しい君を慰める

作者空澄芽

夜会とは、着飾った美しい蝶が伴侶となる花々を探し訪ねる場所。これらは とある婚約関係の男女の一幕。

中世ヨーロッパ風のラブロマンス短編集



<美しい君を慰める>


高鳴る鼓動に苦しさが混じるのも

涙に愛しさが宿るのも

きっと 貴方が私に与えてくれたものだから


この想いが変わらないことを

私は ただ 願うだけ

婚約者/夜会



<夢うつろう>


この夢を奪われるのなら

この世界に未練はなかった

夢/非王道




〈薔薇の檻〉


ヒトを惑わせる香り

吸血鬼/束縛





〈瓶の中には〉

宝石は無機物ではなく