紅く輝く月の元で出会ったゼノと彪は似た者同士。重ねていく言葉は刃となり互いに傷を作っていくだけ。それでも惹かれ合いながら、すれ違う。切ないダークラブストーリー。
出会いは赤く光る月の下。
異様な出会いの中で、月よりも美しい瞳を持つ彼に私は惹かれた。
決して交わることは許されない。
それでも、彼と出会った形を残し、私の中に刻むことが出来るのならばそれだけで何も要らない。