この作品に出会えたことに心から感謝です
私は主人公と同世代で性格や思考にもどこか自分と重なる部分があり、また作者さんの巧みな文章構成や伏線の張り方、絶妙な表現に引き込まれ朝になるまで一気に読み込んでしまいました。自由と楽しみばかりを求め進路もロクに考えず生活や勉強を蔑ろにしている私も、不確かな言葉ですがようやく変われそうな気がします。友情や家族関係や恋愛、世間体、そして将来。言葉では表しにくく日々の生活で切っても切れないもの達が１つ１つストンと落ちてきました。当作品に今このタイミングで出会えて本当に良かったとこれは必然的だとさえ感じています。
何が正しいのか、信じるって何なのか、本当に大切なものとは何か。その葛藤で揺れる私の心は澪に通じるものがあり、それを見守る先生ー響を始めとする全ての登場人物の言葉や行動に、2人のブレない確かな愛に、どこか助けられたような、心が軽くなったような、それでいて少し新しい自分になれたような…、そんな気がします。当サイトで数年に渡りたくさんの作品を読んできましたが、レビューを書くのは初めてです。纏まりが悪く長い文章になってしまいましたが本当にありがとうございました。