月夜に掲げる白旗に、キス【完結】

作者藍乃 咲羅

大学を休学して喫茶店でバイトをしている柚月(20歳)は、その喫茶店が買収されるかもしれないと聞き、店に来ていた久遠コンツェルンの社長・久遠瀬快(28歳)に「買収しないで欲しい」と頼む。意外にもあっさり引き受けた久遠は条件として柚月に「僕のお嫁さんになって欲しい」と言い出し……。コンプレックスを抱え…

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眉目秀麗なマスクの下に


歪曲した心を隠した彼は


わたしに、こう囁く―――





今夜、夜這いしてもいいですか?



溺愛 / 強奪 / ラブコメ / 御曹司



「……嫌です」


「素直に降参したほうが、身の為だと思いますが?」


「黙れ、変態」


「焦らし作戦ですか、ノってあげてもいいですよ」


「……」


――"降参"と呟く前に、わたしを溺愛する理由を教えて。





「御曹司」とは本来、一人前になっていない子息のことをいいます。作中の「御曹司」と少し意味が変わるかもしれませんが、ご了承ください。



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2013 1214 公開しました


2014 0405 完結しました 


2014 0409 番外編開始


2014 0516 完全完結しました


2020 0930 修正・加筆しました