静かな夜に

受け継がれる意思 カイと約束の場所に来た主人公。 しかし、カイはもういなかった。 その思いは弟に受け継がれた。 しかし、弟も実は主人公のことが好きだったんですね。 複雑ながら、悲しい物語でした。

亜希

2010年9月1日

情景が鮮明に浮かぶ　素敵で切ないお話 昔交わした約束 果たせなかった想い 再会は望んでいた展開ではなく… 「誰かを思う気持ちは、思う側も幸せにするんだ。」 この言葉から、ケイのサユミに対するまっすぐな気持ちが伝わってきました。 ところどころに描かれる愛猫ユリの存在が、物語の世界観をより一層深めています。 空気感といい、クオリティーの高さといい、素晴らしい作品です。

５分で読める清涼剤 桜の木が思い出させてくれる過去の日の懐かしい思い出。 死ぬ間際まで約束を果たそうとするカイ君と、その意思を受け継いだ弟のケイ君。 悲しい話なのに、ロマンチックで素敵だと思ってしまうほど、綺麗な話でした。 ５分で読める清涼剤です。 タイトルではないけれど、静かな夜に読みたい作品でした。