「私の人生最大のわがまま」
終わらせたい…
「…もう、不安にさせないから」
終わらせなくてはいけないことがあるの。
「感謝してる…すごく。」
その為に、今日まで
「アナタは私の自慢なんだよ?」
全てを偽って生きてきた。
「…笑顔、見たかったなぁ」
でもそれも、これで最後…
「ずっと、ずっと、支えてきてくれてありがとう」
「…ねぇ、お願い。起きて?」
白い雪が舞う中儚く笑うのは…
「ーー…終わらせよう。今度こそ」
そう言って、彼女は黒衣を翻し駆け出した…
※この物語はフィクションです。
団体名など実在するものとは一切関係ありません。
未成年者の喫煙飲酒は禁止されています。
2012.12.22~