世界は脆い
一握りで潰せる程度の大きさしかなく
一息で吹き飛ぶ程度の重さしかない
少なくとも彼らにとってはそうだった
破壊さえ児戯に等しき些末な惑星
ゆえに彼らは弄ぶ
退屈をしのぎ暇を潰すのには最適だった
なぜなら
その惑星には無駄に抗う者たちがいたからだ