BLUE SKY ~明日へのつばさ~

作者おのせ叶

同じ章タイトルで前半『side 優希』と後半『side 零』があります。順に読んでも、交互に読んでもおもしろい(はず)ですよ!

~side 優希~


つばさがほしい。



もしも、


この背につばさがあったなら、


大空高くへ飛んでいきたい。



すべてのしがらみから逃れて、遠くへ。


大地を蹴って、高く――。





あなたに出会うまで、


私は、



そんなことばかり考えていた。



ねえ、


あなたが教えてくれた


私にも


つばさがあるんだってこと――。




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~side 零~


人は決してひとりじゃない。



親父がいて、


お袋がいて。


冗談言って笑い合ったり、


寂しい時には慰め合ったり。




オレにはそれは、当たり前のことだった。





なあ、優希。


お前にも気付いてほしい。



人は誰も


ひとりじゃないのだと――。