負け組の遠吠え【完】

負け組でもなんでもいいです。こんな遠吠えならずっと聞いていたい。 もうすぐ31歳。現在30歳のマコさんの微妙な気持ちは、もうめちゃくちゃ共感できます。 彼女の一生懸命さも、ちょっとズレてるけど、「わかるわかる」って言ってしまえる行動力も、胸に手を当てれば、ものすごく身近なもので…… マコちゃんの幸せって、そこにあるじゃない！　と横目八段の勢いで、本のこちら側からずっと叫び続けるのです。 康二さんとの半年は、無駄だったのかなー、大事な時間、もったいなかったかなーとも思いますが、 妙齢にはこういう時期があるのですよ。 これも全部、「ひねくれて360度回って、逆に素直」な白山さんの性格のせいです。 白山さん、弁護士でしょう。 言葉を弄せよ、陥落しろよ！　 といささか暴言気味な声援を送ったのは、けして私だけではあるまい……。 おまけの白山さんの心情がわかるストーリーで、「ええい！　押し倒せ！」と下品に叫んだのも、きっと私だけでは…… とにかくふたりが気になって気になって。 続きも教えて欲しいです。