強い風が吹いた――
レプリカと呼ばれる少年と、風と、野球のお話。

二周年記念作品 
『彼女の瞳に映る、僕等の世界』続編





その古い工場の、

さびれた有刺鉄線は、

きっと彼の心の境界線






「野球なんか大嫌いだ」



その姿は、かつての自分と重なった





二周年記念作品