臨死体験をしてしまった少女は、花畑の中で不思議な青年と出会う。青年は少女に問いかけた。「生きるか、死ぬか。さて、どうしたい?」と――。
いわゆる「臨死体験」というものを、月ウサギなりの解釈で小説にしてみました。
道路に飛び出した子供を助けようとして、自分が事故にあってしまった少女。ふと気がつくと、一面の花畑の中に、彼女は立っていた――。
「少女の話」「番人の話」の二本立て。
どうぞ、暇つぶしにでもご一読を。