雪の降りしきるある日、彼は親友の墓の前にただ立っていた。「どうして死んだ」……問い掛けても、返事はないと分かり切っているのに。

 


 『――俺は、あなたと弾きたいんだ』




 雪の降りしきるある日、彼は親友の墓の前に立っていた。

 どうして死んだ。自分に何も言わないで。

 そう問い掛けても、答えは返ってこないと、わかりきっているのに……。


 everlasting――過去の想いが今、胸に舞い戻る。



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 ファンタジーを期待した方、すみません。今回の話はノーマルです。とある小説のサイドストーリー的なもので、本編はバリバリのファンタジーなのですが、こちらでは現実にありそうな(?)お話を一つ。


 短編なので、気軽にお楽しみください。


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