月森ゆら

冷たい雨の中で佇む男
『紘夜は甘い煙草と、苦い硝煙の匂いがした』

雨の夜に偶然殺害現場を目撃してしまった事から、犯人と疑われ襲われそうになる主人公の実織。

けれどそんな彼女を救ったのは真犯人であり暗殺者という闇を背負った紘夜。

なんというか

雨の夜に佇む黒い服の男の姿が想像出来ました。

その情景が紘夜という人間を象徴するような印象です。
物語を読んでいる間に、紘夜の明るさ(微々たるものですが)と暗さがセリフや行動から垣間見れ、その反対にある実織の無邪気な言動も鮮やかだと思いました。

なんというか、上手く感想として伝えられないのが悔しいところですが、設定やキャラクター、小物使いのエピソードも含めて私は大好きです。

面白かった!
アクションの部分も最高です!
続編、楽しみにしてます。(・∀・)

作者様、素敵な作品をありがとうございます!