私がこの世界の楽しさを教えてあげるよ。覚悟しててね、紺野くん。
「これはどういう世界観なの」
「それは好きな人と……」
「……好きな人と?」
「初めて一夜を過ごした時の……」
「………へえ?」
「(なにその意味深な視線……!)」
古典が得意な男の子は、
怪しく笑った大魔王様でした。
(大魔王ってなに、ねえ、おい)
(ひえええええ)