ぜんぶ先輩で知ること《前編》【完結】

作者

先輩が近くにいるだけで息が止まりそうになる「もっと苦しくさせてやろうか?」そう言って先輩が私を引き寄せる。未知だった恋の世界をぜんぶ教えてくれたのは先輩でした。




「せ、せんぱい、なんか、ここ空気薄いんですけど」


先輩の甘い息ををすぐ近くに感じて


息が止まりそうになる私



「もっと苦しくさせてやろうか?」


そう言って素早く先輩が両手で私を引き寄せる


「し、しんぞう止まりますっ」


「こんなんじゃ止まんねーよ」




未知だった恋の世界


でもその世界をぜんぶ教えてくれたのは


先輩でした