高瀬なるみ

あの頃の気持ちをもう一度
大好きな「各駅停車」の番外編。

広輝目線で書かれたお話は、唯子目線の「各駅停車」を読んだ後だと、それぞれの目線で違った感じ方や、
あの時どんな想いだったのか知ることが出来て、本当にすごく良かったです。

広輝が唯子に残したメッセージは本当にいつ読んでも胸が締め付けられます。

最後の場面は、本編のあの最後のシーンの彼の気持ちが分かって……

今回も余韻を残しながら終わりましたが、すごく幸せな気分になりました。

広輝目線を知ったので、もう一度本編を読み返してみたいと思います。
また小説の世界が広がり、また違った思いで読むことが出来ます。

この後、二人はどうなったのか……

広輝が思いついた小さな悪戯はきっかけになりましたが、
同じ駅になったのはきっと運命。
それを逃がすことなく、行動を起こした彼らはすごいです。

大満足です。今回も素晴らしい作品をありがとうございました!