その手を離したのは
私だった。
だって
もうあの頃には戻れないから
好きだけど
離れなきゃいけない
離れなきゃいけないけど
離れたくない
そんな思いが交差する
結局私は
自分を守りたかっただけだった。
そう気付いた時、彼女は……