綾瀬 音

二度、三度と繰り返し読みたくなる
こういうのをやみつきって言うんでしょうね。

こんなにレビューに困る作品ははじめてです。

私はこの作品の魅力を文章に出来る程頭が良くないのです。

著者様とはなにもかもが違う気が致します。

言葉の感じ方…というか、脳の使い方…つくりからして違う気がするのです。

短編でよかった。
もっと長かったら私は物語の中で迷子になっていたと思います。

言葉の持つ力を再認識させられました。
世界がひろがります。

最後の「不幸せでいられたのに」には凄く心にきました。

わかりづらいですが、糸の言葉の中にちゃんと円を思っている事が伝わって来て、とても温かい気持ちになりました。

糸の「例えば敵が」って話。あれ凄く好きです。

私は二度読み返しましたが、不思議とまた読みたいと思える作品です。