「少し難しい話をしようか」
糸くんはいつも勉強してる。
外国でひとを救うはずの彼。
Rapid-Fire
第6回大会参加作品
(総合第5位)
皆様有り難うございました。
- 最終更新日
- 2010/05/09
- 作品公開日
- 2010/04/27
- ページ数
- 完結 15ページ
- 文字数
- 12,343文字
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作品コメント
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- 七藤ちよ
私の好みストライク。 この不思議感、すごく好きです。 内容的には少し薄めかも、と思いますが、 そんなことも気にならないくらい表現が素敵。 短編が上手に書ける人は長編も上手だ、 とどこかで聞いたことがありますが、 作者さんの長編も読んでみたいと思いまました。 とにかくこの雰囲気、表現は私のツボでした。
- 涼音
独特の世界観 外国で人を救う人を目指す糸くんと、彼を好きな円ちゃんの何気ない日常を描いた作品。 方言の入ったセリフや言葉遣いなど、世界観が独特だと思いました。 たった15ページなのに、読み終わったあと心にずしんとくるものがあり、しばらく2人のことを考えてしまいました。 糸くんがタイトルの生存率の話をするシーン、とても好きです。 また、時間がゆっくりと流れているのも心地よかったです。 私の読解力不足のため、少し難しいと感じましたが読み応えのある素晴らしい作品だと思います。おすすめです。
- 綾瀬 音
二度、三度と繰り返し読みたくなる こういうのをやみつきって言うんでしょうね。 こんなにレビューに困る作品ははじめてです。 私はこの作品の魅力を文章に出来る程頭が良くないのです。 著者様とはなにもかもが違う気が致します。 言葉の感じ方…というか、脳の使い方…つくりからして違う気がするのです。 短編でよかった。 もっと長かったら私は物語の中で迷子になっていたと思います。 言葉の持つ力を再認識させられました。 世界がひろがります。 最後の「不幸せでいられたのに」には凄く心にきました。 わかりづらいですが、糸の言葉の中にちゃんと円を思っている事が伝わって来て、とても温かい気持ちになりました。 糸の「例えば敵が」って話。あれ凄く好きです。 私は二度読み返しましたが、不思議とまた読みたいと思える作品です。