作品コメント

私の好みストライク。
この不思議感、すごく好きです。

内容的には少し薄めかも、と思いますが、
そんなことも気にならないくらい表現が素敵。

短編が上手に書ける人は長編も上手だ、
とどこかで聞いたことがありますが、
作者さんの長編も読んでみたいと思いまました。

とにかくこの雰囲気、表現は私のツボでした。

独特の世界観
外国で人を救う人を目指す糸くんと、彼を好きな円ちゃんの何気ない日常を描いた作品。
方言の入ったセリフや言葉遣いなど、世界観が独特だと思いました。
たった15ページなのに、読み終わったあと心にずしんとくるものがあり、しばらく２人のことを考えてしまいました。
糸くんがタイトルの生存率の話をするシーン、とても好きです。
また、時間がゆっくりと流れているのも心地よかったです。
私の読解力不足のため、少し難しいと感じましたが読み応えのある素晴らしい作品だと思います。おすすめです。

二度、三度と繰り返し読みたくなる
こういうのをやみつきって言うんでしょうね。

こんなにレビューに困る作品ははじめてです。

私はこの作品の魅力を文章に出来る程頭が良くないのです。

著者様とはなにもかもが違う気が致します。

言葉の感じ方…というか、脳の使い方…つくりからして違う気がするのです。

短編でよかった。
もっと長かったら私は物語の中で迷子になっていたと思います。

言葉の持つ力を再認識させられました。
世界がひろがります。

最後の「不幸せでいられたのに」には凄く心にきました。

わかりづらいですが、糸の言葉の中にちゃんと円を思っている事が伝わって来て、とても温かい気持ちになりました。

糸の「例えば敵が」って話。あれ凄く好きです。

私は二度読み返しましたが、不思議とまた読みたいと思える作品です。

かわいらしさたっぷりですが大人向け
心だけで繋がった二人の

何気ない日常を綴った

学生同士の恋物語。

ストーリーはかわいらしく

一緒にほのぼのとしてみたり

一緒に悩んでみたり

一緒に切なくなってみたりと

最初から読者の心を掴んではなしません。

しかし独特の表現の織り混ざった文章は

確実に大人向け。

しっかりとした文学をお探しの方にオススメです！

久々に。
久々にレビューを書きたくなるような作品に出会いました。
とても素晴らしい作品だと感じました。


外国でひとを救うために勉強している糸くんと、彼とおつきあいしている円ちゃん。
その２人のなんてことない日常を描いた物語。

もう少し読みたかったな。そう思わせるような物語の長さが、まず絶妙でした。
書かれているのは２人の何気ない会話だというのに、そこから流れてくる空気感に、なんとも言えない気持ちにさせられます。

『その日』が訪れる前の、かなしい気持ち。
流れるように入ってきたそんな心情が印象的でした。

他の人には到底まね出来そうにない、独特、かつ優しい表現に、魅力を感じました。
誤字脱字もなく、読みやすく使い分けられた漢字とひらがなも、素敵です。

物語の中の不思議な空気感に、圧巻です。
とにかく、作者さまの文学的なセンスが光る作品です。

久々に魔法のiらんど内の良作に出会えた気がします。
とにかくどれをとっても褒め倒せるくらい素敵でした。
一読の価値ありです。

不思議な空気感。
不思議な空気感が素敵でした。
以前別の作品を拝読させて頂いたことがありますが、独特の雰囲気がいいですね♪

言葉に表すのは難しいのですが……

素朴というのも少し違うような気がしますし。

比喩表現が個性的ですね。ちょっとズレてるような絶妙な言い回しがまた、作者様の作品の特徴かなと思います。

味わい深くて、読み終えた後の心地いい余韻が何とも言えません。

文章について言うべき部分は何もありませんでした。
ところどころ言葉がおかしところがあったようにも思えましたが、そのちぐはぐさは作者様の狙いあってのことかもしれませんし、指摘するようなものではないと判断します。

改善点として挙げれるのは、｢通り｣や｢方｣の表記程度。
用字用法辞典等によりますと、｢絶対にこうしなきゃいけない｣というわけではないらしいですが……平仮名のほうが、読みやすいかなと。

それ以外なら構成・禁則処理ともに文句のつけどころがありません。

良作をありがとうございました！

どこかセンチメンタルな
文章力[75/100]
構成力[80/100]
課題文[90/100]

あたたかくてつめたくて、最後はなぜだかとてつもなく寂しい気持ちになります。心がしん、とします。
文章力、というか、『ことばの持つ』力だったら満点でもいいとおもいます。ことばというものをとても有意義に活用しているなあ、と心の底から感心いたしました。

すてきな作品。絵本のような、それでいてちょっとの毒のようなものがあり、やみつきです。
ぽん、と置かれたような課題文もまたよかったです。無造作であるようで、これがまた絶妙だったと。

決選投票
文章力[95/100]
構成力[85/100]
課題文[85/100]

前にも書きましたが、表現や言い回しが面白くて、あとキャラも好きでした。

地味なもん同士の恋愛っていうのが好みでした。

言語化できない魅力
文章力50/100
構成力50/100
課題文60/100

どこがいいかと訊かれても上手く答えられませんが、この作品からはありあまる魅力を感じました。

投っ票！
文章力[90/100]
構成力[85/100]
課題文[75/100]



やっぱり何度読んでもやっぱり分からず、しかしやっぱり面白い不思議な作品でした。

何が不思議ってどうなっているのかさっぱり分からないのに好きなんですよこの話。

付けた点数にあんまり意味はありませんね。１番好きな作品です。

不思議ちゃん？(文章的な意味で)
文章力[95/100]
構成力[80/100]
課題文[75/100]


繰り返し読みましたが、やっぱり不思議な文章です。
一瞬、首を傾げてしまいそうな言い回しもありますが、それがまた味になっていて独特のテンポを作っている、ような感じ。凄く惹き込まれます。

例えるなら変拍子の音楽を聴いているようなイメージ、かもしれない。

このページ数と文章量で。
特に舞台設定に凝っている訳でもなく。
書かれてるのは、単なる二人の他愛ない日常の風景。

なのに、ここまで印象に残る作品に仕上がるというのは、やっぱり凄いと思います。文字通り『文章で魅せ』られたので謹んで一票、投げさせて頂きます。

タイトルの時点で。
文章力[80/100]
構成力[80/100]
課題文[70/100]

タイトルを読んだ時点で、興味をそそられました。
こういう吸引力って大きいと思います。
読んでみて、期待通りとても面白かったです。
好きな雰囲気でした。

Rapid-Fire決戦投票
文章力[90/100]
構成力[80/100]
課題文[80/100]


今大会、最も芸術性の高い作品であったと思います。
登場人物ふたりともが個性的で人間臭くて大好きです。加えて独特の言い回しによる情景描写には、深い味わいがありました。

作者の他の作品も是非拝読したいと素直に感じました。
ありがとうございます。

あまりある魅力
『95/100』


独特な言い回しに、それに加えての方言。

キャラ二人の素朴な魅力などがあり、テンポいい会話がとても魅力的でした。

読んでいて飽きない作品でとても素敵でした。

不思議な魅力
評点［75/100］


何とも言えない、不思議な魅力を感じた作品でした。

ずっと２人のやり取りが続きますが、方便の会話や言い回しが独特で飽きません。

あっさりしっとりした読み心地です。