稲生真帆の怪奇譚

作者bookmaster

中学の頃、高校に忍び込んだ稲生 真帆はそこで妖、山本五郎左衛門に出会う。
その出会いは祖父、稲生 四郎が仕掛けたものだった。それは祖父と山本の約束でもあった。

世の中の怪奇を回収して廻る2人組みがいた。

まだ若い女が一人と男が一人。

女は夢を見る能力を持つ。

男は怪を束ね、強い霊力を有する。

女は人間、噺部二十七代目。名を稲生 真帆。

男は人間にあらず、妖怪。名を三本五郎左衛門という。

これは一人の人間と一人の妖怪の奇妙な物語りである。