「瑠奈。ひとりの女性として――私はきみのことが、好きだよ」 動き出す歯車。わたしが取るのは、婚約者の手か。それとも――。2/5→【完結】




 瑠奈が香九夜の当主になり、数ヶ月。


 やがて、役者は揃い、

 やがて、彼女を中心とした歯車は、じわりじわりと動き出す。

 それが幸福に続くのか。

 あるいは、非幸福に繋がってゆくのか。

 月の姫は、いまだ知らない――。



※こちらは『香九夜 -KAGUYA-【上】』の続きとなります。

 よろしければ『香九夜 -KAGUYA-【上】』をお読みになってからご覧くださいませ。



《2009.2.6 ~執筆開始》

《2010.2.5 第十章「アカと満月」更新》

 ※【下】の更新は終了しました。

 続き、及び完結は【エピローグ】にて。