凄く珍しい設定の小説。
目に特殊な力が宿った、“適合者”と呼ばれる人達の学園物のお話です。

正直、この手の話を描くのはだいぶ難しく、大変な作業だと思います。
“適合者”それぞれが持っている力の設定も細かく決めなければならないし、一度決めるとブレずに最後まで持っていかなければならないので、小さなミスも許されない。

加えて、この作品は登場人物が多いから、ノリで書いていく事は出来ない。

それを見事に描いてくれている作者様の表現力に、終始圧倒されてしまいました。


小難しい話の中に上手い具合にコメディ要素を投下している所もツボです！

これはシリーズ物にして大河小説にしていただきたい、とか思ってしまいました(照)