突如、ジュライくんの心に舞い込んだもの。
当初はその軽やかさに翻弄され、困惑するジュライくんですが、次第に心地よく、またほんのりと熱が生まれていくまでの過程が素晴らしいです。
爽やかで軽快なタッチはまさにフィニアちゃんらしく。
一方で、物語が核心に触れる折りは、風が凪ぐように惹きつけられてしまいました。

青春そのものの甘酸っぱさと、だからこその熱っぽさもどことなく孕んでいるようで、とてもドキドキしました…!

二人をもう少し見守っていたい、だから、もっと読みたい~!と思わせるような、素敵な作品でした。