世界の玩具。それは遊ばれるだけの悲しい私。全てを消し去ったのに、また、元に戻ってしまった。

風紀委員長に任命されて初日、私は遅刻してしまう。

教室に向かうと、友達からの面白い情報が入る。

「今日オレらのクラスに転校生来るって!」


そして教室にやって来た転校生は、私のよく知る“漫画のキャラ”だった・・・・


世界は一瞬で交わった。

     交わったことで、僕たちは出会った。

私は周りに影響を与え過ぎてしまう。

     それでも僕は構わなかった。

記憶の連鎖。

     風の導き。

私の風と。

     僕の記憶。

突然現れて。

     突然消えて。

そして――――

     そして――――


 僕に向けられた風の意味を知る。

 私の閉じられた記憶が目覚める。


(最終更新日 4月5日 8章真実 更新)