心菜 りず
熱く、繊細で、そこにある気持ち
タイトルと、そのページ数から、どん
な話になるのか、どんな展開になるの
か、最初は全然見当もつきませんでし
た。
ただ、その由来が気になって。 周り
がこの作品を勧める理由が、気になっ
て。そして、読み始めて、後悔しまし
た。
電車の中で、読むものじゃないと。
私も最初はおばあちゃん子で、無口な
おじいちゃんは正直よく分からないと
ころがありました。けれど、大きくな
って気付いた、おじいちゃんからの愛
の大きさに、私は幸せを感じられるよ
うになりました。
その気持ちと、すごく重なって。目
が、かあっと熱くなりました。
千華さんの話の紡ぎ方がより一層胸が
ぎゅっとつまりました。千華さんの、
繊細で大事な気持ちが、伝わってきた
ような気がしました。