戦国の世にある春日の里。そこは、領主お抱えの少年兵士たちが守り続けていました。年不相応に冷酷、無慈悲な彼らを、人は畏怖の年を持って''鬼兵隊''と呼んだ。
桜舞い散る 我が里は
しがあり 鬼の住処なり
暁の 焔は その身を焦がす
露草 淡く その刃は 永久に消えん
くちなしの その魂は 君を 思おふ
鬼は笑わん