若頭の道人と婚約した鞠花。怪我も治り、幸せな日々が続くが……
鞠花のことをよく思っていない実の父親は、鞠花だけが幸せになるのをよく思わなくて…………

なぁ………鞠花。


お前は俺に出会って、俺が幸せにするために産まれてきたんだ。


婚約したんだから、もう逃がさねぇからな。



お前の小さな顔も、華奢な体も綺麗な髪一本でさえ俺のものなんだ。



わかってんのか??自覚してんのか??


ふわふわ蝶みてぇに飛び回りやがって……


まぁ……いい。お前はそうやって笑ってろ。


お前の笑顔を護るために俺がいるんだ。


その笑顔を奪う奴は、例え愛する女の実の父親でも………


俺が許さねぇ。


今度こそ、俺がお前を護るから。




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