夏休みに入ってすぐ
私は彼らとであった。
「こんな夜中に出歩いてると危ないよ」馬鹿みたいな奇跡が始まった









馬鹿みたいなことだけど





私達はそこに確かに笑っていた




当たり前なことだけど


それが何より幸せだった




「暇なら俺らと話そうぜ」


「僕らはいつもここにいるから遊びにおいで」


「上ばっか見てると転ぶぞ」


「こんな夜中に出歩いてると危ないよ」



『みんなって、すごい損してるっ』



私が言いたいことはただ…


みんな大好きってことだけ…――