青春野球ストーリー

過去に幾人ものプロ野球選手を排出してきた甲子園常連校の廃部が決定した。


西島(せいとう)高校理事長は、同校教師である娘の西島紀香(にしじまのりか)に、最大限健闘した後に3年で廃部にせよと野球部を委託する。


仕方なく監督を引き受けた紀香だったが、参加した秋のセレクションで全中大会を防御率7点台で優勝した投手、斉藤一奥(さいとういちおく)と出会い、運命が少しずつ変わっていく。


OBの為、後腐れなくチームを作るだけの紀香。

たいした球を投げないピッチャーの一奥。


だが二人の出会いから約一年後、その姿は夏の甲子園大会県予選決勝の舞台にあった…。


※作品内用語 リミット=限界・主に野球あるあるの名称 リミッター=主に野球あるあるを操る者